ある日突然、左耳に聞き慣れない音がしました。最初は耳鳴りかと思ったのですが、キーンやピーという高音ではなく、ザーッ、ザーッと規則的に繰り返す低音のような音で、耳の詰まり感もありました。これは普通の耳鳴りとは違う感覚。

気になって耳鼻科を受診
数日間「気のせいかな」と思い過ごしましたが、やはり症状が消えず、近所の耳鼻科を受診しました。聴力検査の結果、低音域の音が十分に聞き取れていないことが判明。医師からは「低音性難聴」か「突発性難聴」の可能性があると言われ、診断としては低音性難聴の可能性が高いとのことでした。
治療と初期対応
医師からはステロイドの点滴治療を勧められました。早い段階で治療を開始すると、聴力回復の可能性が高くなるためです。実際に点滴はその日のうちに行い、様子を見ることになりました。しかし、正直なところ耳鳴りはすぐには改善しませんでした。
信頼できる家庭医への相談と再診
家庭医の先生に相談したところ、腕の良い耳鼻科の先生を紹介してもらい、再診を受けました。その結果、低音の聴力は悪いものの日常生活に支障はないとのことでした。医師からは以下の説明を受けました。
- 低音性難聴はストレスによって発症しやすく、再発を繰り返す病気である
- 必要に応じて血流を改善する薬の処方がある
- 症状が再発した場合も早期に対応することが重要

念のためのMRI検査と結果
家庭医の先生の指示で頭部のMRI検査も実施しました。結果は問題なし。これで聴力の問題は耳の内部の問題であり、重大な脳疾患などの心配はないことが確認されました。
ストレスとの関係と再発リスク
低音性難聴は、以前経験した中心性網膜症と同様に、ストレスが大きな発症要因となることが多い病気です。私の場合、疲労や肩こりが強い時に同じような症状が現れることがあります。
ここで考えさせられるのは、「ストレスとは何か? どう付き合っていくか」ということです。日常生活で無理をせず、体と心を整える習慣を持つことが、再発予防につながります。

低音性難聴の症状と40代男性が知っておきたいポイント
- 耳鳴りは高音だけでなく低音でも発生する
- 耳の詰まり感や規則的なザーッという音も症状のひとつ
- 早期治療が聴力回復に重要(ステロイド点滴など)
- ストレスや疲労が再発のきっかけになる
- 定期的な耳鼻科受診と生活習慣の見直しが予防につながる
まとめ
突然の低音性難聴は、耳鳴りや耳の詰まり感として現れ、放置すると回復が難しい場合があります。早期の耳鼻科受診、適切な治療、ストレス管理が鍵です。疲労や肩こりが強いときは、再発の兆候に注意し、体と心を整える習慣を意識することが大切です。
今回の体験から学んだことは、ストレスの影響を甘く見ず、日常の疲れや緊張をリセットする時間を確保することの重要性です。40代男性の皆さんも、自分の体と耳の声に耳を傾けてみてください。



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